どうも、トップ大好き@tateshuです!
トップウォータールアーだけでバスと対峙するトップウォータープラッガー(トッパー)
トッパー達が愛用しているタックルは、上州屋やキャスティングでは見かけることなんてほぼありませんよね?
今回の記事では「トップウォータープラッガーってどんなタックル使ってるんだろう?」と気になる皆さんに向けて、トップウォータープラッガー御用達のリールやロッドなどを紹介します。
トップウォータープラッガーのタックル
トップウォータープラッガーはその釣り自体がニッチなので、大型チェーンの釣具店で取り扱っていたとしても一部ブランドのルアーぐらい。
なので普段は出会うことが少ないトップウォータープラッガーのタックルですが、そのリールやロッドは嗜好を凝らしたモノばかりで、もし偶然見かけたとしたらそこだけ世界が違って見えるくらいカッコいいタックルばかりです。
今回はその一部だけですが紹介しますね。
リール
トップウォータープラッガーと言えば丸型ベイトリール
数十年前に製造されたリールでボディは傷だらけでも、中身はしっかりメンテナンスされていて、最新リールに負けず劣らず飛距離が出るオールドリールもあります。
形は丸型以外にもエッグシェイプやロープロのリールなどもありますが、私はやっぱり雰囲気がある丸型を選んでしまいます。
私がリールを選ぶ基準としていることは…
- パーミング
- 重さ
- カッコ良さ
「あれ、性能は無視するの?」と思いました?
トップウォーターは50年前に作られたオールドリールでも十分に楽しめる釣りです。最新リールでなければ成り立たない釣りではないという意味で性能は除きました。
パーミング
手でリールを包みやすいかどうか。
手の小さい人が大きいリールを使うと、パーミングし辛くてアクションに影響が出ます。できればグリップに装着した状態で確認してみてください。
手が小さい人はエッグシェイプ型のリールも検討してみてください。
重さ
リールは軽ければ良いワケではないんです。ロッド、グリップ、リールのトータルバランスが重要です。
これも実際にタックルを組んでみて自分にしっくりくるか、年齢によっても変わってきます。
カッコ良さ
なんだかんだ言っても最終的にはコレに尽きますね!
オールドリールやイマドキのリールも含めたら相当数のリールがあるので、最後は自分がカッコいいと思ったリールを使い倒すのが一番楽しく釣りができます。
続いて、トップウォータープラッガー御用達の3つのリールをご紹介します。
アブ・ガルシア|アンバサダー
このリールを抜きにしてトップウォータープラッガーは語れない
今もなお愛用者が多く、1960年代に製造されたリールでさえ現役で活躍しています。
最新リールと比べて部品点数が少ないので、自分でオーバーホールしやすいのも良いですね。アフターパーツも豊富なので、これからも末永く使われるリールなのは間違いありません。
簡単にアンバサダーの型番を説明します。
- 2000
- 3000
- 4000
- 5000
- 6000
- 数字が大きいほどリールが大きくなります
- 000:ローギヤ
- 500:ハイギヤ
- 600:ハイギヤ+クラッチ位置(通称:赤ベロ)
- 0:右ハンドル
- 1:左ハンドル
- Cあり:ベアリング
- Dあり:ダイレクトリール
- なし:ブロンズブッシングなど
トップウォータープラッガーが初めてアンバサダーを買うなら5000・5500などの5000番台がオススメです。
なぜならトップウォーター界で一番使われているリールだからです。ロッドやグリップとの相性も良いし、トラブルがあっても情報が豊富でアフターパーツも手に入れやすいため、最初の1台として安心できるリールです。
ベアリングとブロンズブッシングでの性能の違いは明確に出ているワケでは無いので、気に入ったリールを購入してください!
1/2oz(14g)など軽量なルアーを中心に使用するならベアリングの方が有利という意見はあります
ネットオークションやフリマサイトで購入すると真贋が怪しいリールもたまにあります。僕は気にせず買ってしまいますが、心配な方はアンバサダーを中古で取り扱うお店で購入するのが間違いありません。購入前の相談やアフターメンテナンスもしっかりしていますよ。
五十鈴工業|BCシリーズ
日本最古のリールメーカー
多くのメーカーのリールをOEM生産していて、トップウォーターではブライトリバーやフロッグ、BPベイトなどから発売されているリールは全て五十鈴工業製です。
その五十鈴工業から発売されているリールがこのBCシリーズ。丸型やエッグシェイプ型のフォルムに加えて、グリーンやパープルなどカラーバリエーションも豊富なので、自分のスタイルに合わせやすいが嬉しいところです。
トップウォーターには500番台以降のリールがベストマッチ!
シマノ:バンタム
日本が誇る名リールの一つシマノ・バンタム(写真はバンタム200)
ブレーキシステムはもちろん遠心ブレーキで、アンバザダーに負けず劣らず回転はすごぶる良いです。
バンタム200とアブ5500Cを並べてみました。
変形エッグシェイプのバンタムは高さが低いのでパーミングしやすく、手が小さい人や5000番台が重いという人は選択肢に入るリールです。
シマノ:カルカッタコンクエスト
最新の丸型リールであるシマノ・カルカッタコンクエスト(通称:カルコン)
様々な釣りで使われている超・超・超有名なリールですね。
そのカルコン、トップウォータープラッガーにもじわりと広がりつつあります。ブームの火付け役は『スローテーパー・林さん』で、言わずもがなトップウォーター界の超有名人です。
カルコンはアンバサダーと比較して重量も軽く性能も良い。見た目もそんな悪くない。そりゃ人気も出ますよね!
アンバサダー5000番台を使うのが辛くなってきた人が、アンバサダー2500には行かずにカルコンに流れる人も増えて来ました。
トップウォータープラッガーには100か200がマッチします。
ロッド
トップウォータープラッガーが使用するロッドは短いロッドが中心になります。飛距離よりも操作性や気持ち良くキャストできるロッドが好まれるため、5フィートから6フィートの長さが多いです。
長さはもちろん素材によって様々な特徴を見せるのがロッドです。一長一短・適材適所なのですべての釣り方に合うロッドは無いので、手に取ってアレコレ悩むのが楽しいんですが「何を基準に選べばいいの?」となりますよね。
- 使いたいルアーの重さ
- 素材
- カッコ良さ
使いたいルアーの重さ
まずは使いたいルアーを中心に考えると使いたいロッドも見つかります。
ほとんどのロッドが3/4oz(約21g)を扱えるので、3/4ozより軽いルアーを中心に使用するのか、1ozやそれを超える重量級ルアーを使用するのかで判断すると良いですね。
ロッドの素材
最近のトップウォーターロッドの素材は「グラス」、「カーボン」、「コンポジット」の3種類が中心です。他にも「ボロン」などがありますが、それぞれに素晴らしい特徴があるので詳しくは後述します。
カッコ良さ
ここでも出ちゃいましたがリールと同様、ロッドも見た目は重要なんです。どっちか迷ってしまったら最後はビビッと来た方で選びましょう!
使っていて「やっぱカッコ良いな〜」と思えるタックルは愛着も湧きます。
グラスロッド
トップウォーターロッド=グラスロッドという公式。ルアーの重みをロッドで感じながら、ゆったりと気持ちの良いキャストができるのがグラスロッドです。
湖沼やダムなど流れが比較的少ない場所でゆっくり釣りをするのにピッタリで、「ペンシルベイト」や「ダーター」に特に向いています。
最近はカーボンロッドやコンポジットロッドに押され気味ですが、今でもなお根強い人気がありますよ。
- スローテーパー:スロー&ステディ
- ブライトリバー:サトリ、グラフレックス
カーボンロッド
軽量で張りがあるのがカーボンロッドです。
グラスロッドとは逆にテンポ良く釣りをするのに向いているため、早い釣りをする時にピッタリです。
トップウォーターも多分に漏れずカーボンロッドが主流になりつつあって、僕がトップウォーターを始めた時に買ったのもカーボンロッドでした。
- スローテーパー:ディスティル
- ブライトリバー:キャトル
- クラモチロッド:シナプス
コンポジットロッド
コンポジットとは2種類以上の素材を使用したロッドのことを指します。
現在の主流はこの2種類
- グラス×カーボン
- グラス×カーボン×ボロン
混合した素材のいいとこ取りをしたロッドで、グラスとカーボンの中間的な立ち位置のロッドが多いイメージです。
- ロベルソン:ボロニスト、アンバースポット
- クラモチロッド:ネオクラシック
グリップ
トップウォーターと言えばガングリップ!
手で握る部分が拳銃の形をしているため、そう呼ばれています。他にストレートタイプもありますが、大きな分類でそう呼ばれているだけで様々な形があります。更に素材の種類も豊富で、代表的なのはコルク、ウッド、ラバー、EVAの4種類。
トップウォーターのロッドは基本的にグリップ着脱式のためグリップは別売りなので、自分好みのグリップを探すことになります。
初めてこの話しを聞いた時は「えー!」と思いましたが冷静に考えれば、どのロッドでも使いやすいグリップが使えるってメリットしか無いですよね。
- ブライトリバー:チャッカー、アイスポット、リバーマスターグリップ
- スローテーパー
- グラスアイ
ブライトリバー|チャッカークラシック
現在発売されているグリップの中で、1位、2位を争う有名なグリップです。
僕はこれを2つ持っていて、握る部分が異なるグリップを気分で使い分けています。
ロッドとグリップの装着方法はこんな感じです。
通常はロッドとグリップは別々になっています。
ロッドのフェルールをグリップにしっかり奥まで入れて、グリグリとヘッドキャップを締めていけばOK!
これだけでしっかりと50アップのバスも釣れるんだから凄いもんですよね。
最後に
今回はトップウォータープラッガーが使用するタックルを紹介しました。
性能よりも味わいや趣を大切するため、どうしてもオールラウンダーと比べて釣果は少なくなります。
それでもトップウォータープラッガーとして釣りに行くのは、タックルやルアーに魅力があるからです。
その魅力に取り憑かれたら最後、もう抜け出すことはできませんよ。
トップウォーターの世界にようこそ。