WP QUADSはグーグルアドセンスなどの広告を記事に簡単に設置することができる非常に便利なワードプレス用プラグインです。
自動で既定位置に設置ができる他、手動でショートコードを使用して自由に設置することもできます。
プラグインの設定のみで広告を管理・設置できるため、僕自身も非常に重宝しています。
そんな便利なプラグインですが唯一、導入時にハマってしまった部分
グーグルアドセンスの広告コードの登録時にエラーが発生して広告が設置できない問題について対処法をまとめました。
広告コードの登録方法
広告コードの登録からエラーメッセージが出るまでの流れを整理します。
WP QUADSの設定画面を開きます。
[広告] → [Plain Text/HTML/JS]を選択 → 広告コードを貼付け → [変更を保存] の順に設定します。
通常であればこれで登録完了です。(中央にチェックマークが大きく表示されます)
ところが、僕のようにエラーメッセージが出てしまう場合があります。
Error: Can not save settings. Try again
このエラーメッセージが表示されてしまうと、残念ながら何度登録を繰り返してもこれ以上は先に進むことはできません。
Error: Can not save settings. Try again
エラー:設定を保存できません。 再試行する
このエラーメッセージでは何をどう改善すべきか全くわかりません(汗)
そこで色々と設定をいじってみたところ
広告コード貼り付け部分にJavascriptを貼付けるとエラーメッセージが出ることがわかりました。
この状況で僕にできることはGoogleで調べることだけです。
いくつか見つけた情報を元に設定変更したところ
WP QUADSで登録ができるようになりましたので、その方法をご紹介します。
レンタルサーバーのセキュリティ
原因はレンタルサーバーのセキュリティにありました。
僕はロリポップを使用していますが、ロリポップにはWAFというセキュリティ設定があって、これがデフォルトでONにされています。
これが広告コードであるJavascriptの実行を防止する働きをしているため、WP QUADSでエラーメッセージが表示される原因となっています。
これを一時的にOFFにすることでWP QUADSで登録ができるようになります。
他社レンタルサーバーでも同様の事象が発生している場合は、セキュリティ設定を見直してみてください。
WAFとは
不正侵入防止策として機能しているようです。
非常に重要な機能ですがWP QUADSの設定には邪魔なようです。
WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)は、ウェブサイトに対するクロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなどの攻撃を自動的にブロックします。
これまでのファイアウォールやIDS(侵入検知)、IPS(侵入防止)で防御できなかったウェブサイトへの攻撃を検知できることでより安全なサイト運営が実現されます。
攻撃パターンの定義ファイルは自動でアップデートされるので、操作を行っていただかなくても、最新の攻撃パターンをブロックすることが可能です。
また、ロリポップ!ユーザー専用ページからクリックひとつで、検知・防御ログの確認ができます。
この機能は【全プランで標準装備】です。ロリポップ公式サイトより
WAFを無効にする手順
それではWP QUADSで登録できるようにするためWAFを無効にしたいと思います。
まずはロリポップ管理画面にログインします。
[セキュリティ] → [WAF設定]の順にクリックします。
契約中のドメインが表示されますので、対象となるドメインの[無効にする]をクリックしてください。
設定が反映されるまで数分掛かりますので、焦らずにお待ちください。
その後、WP QUADSの広告コード登録手順通りに進めると登録できるようになっています。
最後に
設定作業が終わったらWAFを有効にするのを忘れないでくださいね。
一度登録してしまえばWAFを有効にしても広告はキチンと表示されます。
でわでわ!