どうも、春のトップウォーターが待ち遠しい@tateshuです!
冬が終わると本格的にトップウォーターが始まる春のシーズン。バス達にとっては超一大イベント「スポーニング(産卵)」のシーズンになります。
スポーニング時期は一年通して、一番デカバスが釣りやすい季節なので、気温の上昇と共にバスアングラー達は各々の実績エリアやポイントに出撃し始めます。
トップウォーターも例外ではなく、僕の50アップ実績が一番多いのもスポーニングの時期なので、朝晩は冷えますが積極的に釣りに行くことでデカバス遭遇率がグーンと上がります!
今回はそんな春のトップウォーターでデカバスを攻略する方法を書いていきます。
春のブラックバス
先にも書いた通り春はバスの「スポーニング(産卵)」シーズンです。ただ、スポーニングと言ってもタイミングによって3つの呼び名があります。
- プリスポーン(産卵前)
- ミッドスポーン(産卵中)
- アフタースポーン(産卵後)
プリスポーン
プリスポーンは産卵前のタイミングで、水温が10度辺りでプリスポーンのバスが徐々に増えていきます。
プリスポーンのバスは産卵に備え、体力を蓄えるためにエサを追い求め「荒食い」を始めます。積極的に捕食活動をするので、普段ならルアーを見切るデカバスでも釣りやすくなります。
ミッドスポーン
更に季節が進んで水温が15度前後になると、ミッドスポーン(産卵)に入ると言われています。
ハードボトムにスポーニングベッドを作ってメスバスが産卵したら、オスバスが卵達を守っていくので捕食活動は減っていきます。
アフタースポーン
アフタースポーン(産卵後)のメスバスは、産卵による影響で活性が一時的に落ちるため、体力が回復するまでは目の前にあるエサを中心に捕食します。
オスバスも卵が孵化するまでは捕食せず、孵化後に徐々に捕食活動を再開します。
卵が孵化するまでは約1週間程度と言われています。
水温が大きく影響するシーズンなので、水温計はタックルボックスに一つは入れておいてくださいね。たまに落として水中に消えることがあるので注意!
春のトップウォーター
スポーニングには3つのタイミングがあるのはわかったけど、じゃあ、春のトップウォーターでバスを狙うべきタイミングはいつなのか?
それは絶対に「プリスポーン」です。
デカバスとの遭遇率が非常に高いので、このタイミングを狙わない手はありません。
春のバス釣り=プリスポーンバスを狙う釣りなんです。
アフタースポーンなバスも釣れなくはありませんが、どうしても釣りにくい状況になるので、トップウォーターでデカバスを狙うなら釣りやすいプリスポーン時期を積極的に狙って行くべきです。
プリスポーン(産卵前)の釣り方
プリスポーンのバスは水温の上昇と共に、エサを求めてシャローエリアにまで積極的に活動範囲を広げていきます。
水温が上がればシャローに移動して、逆に水温が下がればディープに移動するため、その行き来がしやすいポイントが超一級!
トップウォーターではシャローで捕食しているバスを中心に狙っていきますが、そこで僕が意識しているのは…
- 水温
- ルアーサイズ
- アクション
- 風
同じ時期でも山間部と平野部では水温が違うので、水温が低い山間部は季節の進みが遅く、平野部ではプリスポーンとアフタースポーンが混ざる時期でも、山間部ではプリスポーンが始まったばかりということもあります。
その場合は「ルアーサイズを変える」「スローなアクション」「長めのステイ」など、活性が上がりきれていないバスでも捕食しやすい釣り方にするなど、そのタイミングやバスに合わせた釣りを探していく必要があります。
釣り方がハマれば一日で50アップが2本、3本とキャッチできるので試行錯誤しながら、その場所、そのタイミングの釣り方を見つけてください。
また、天気(気温や雨など)や風によって急な温度変化もあるので、釣り場も臨機応変に選びましょう。
ちなみに縄張り意識の高さからか、オスバスはスポーニングベッドに居座る傾向にあります。ちょっとの水温変化では移動しないので連日、水温が高めで推移していた場合は、ブレイクを意識しつつドシャローも必ず攻めてみてください!
アフタースポーン(産卵後)の釣り方
アフタースポーンは産卵後の体力回復のために、一時的に活性が下がるタイミングです。
目の前に来たエサだけを捕食しながら体力が回復するのを待ちます。
トップウォーターとしてもアフタースポーンは釣りにくいタイミングですが、プリスポーンと同じ考えで体力が無いバスに合わせた釣りを展開することで、出会える可能性は高くなります。
ただ、アフタースポーンのバスはお腹がベッコリ凹んだ状態で体力も無いため、いつものバスのようなファイトは期待できません。
なので、まだプリスポーンのバスが居る釣り場を探すなど、釣りやすいバスがいる場所で釣りをした方が楽しいと思います。
春のトップウォータールアー
「プリスポーン」と「アフタースポーン」
共通して言えることはとにかくバスにルアーを見つけてもらうこと。
積極的に捕食しようとしているタイミングだからこそ、ルアーの存在に気付いてさえもらえればバイトチャンスは格段に上がります!
- スイッシャー
- ライブリー
- エリマキ
これらを中心に使いつつ、後は気分で他のルアーも使っていきます!
スイッシャー
フロントシングルスイッシャー、リアシングルスイッシャー、ダブルスイッシャーなどスイッシャーは幅が広いんですが、僕はスイッシャー全般的に多用しています。
オールシーズンで万能的なルアーですが、アクションの幅も広いため、状況に合わせた釣りがしやすく、首振り・ただ巻き・ジャークなど緩急を織り交ぜて釣りをしていきます。
僕は特にアフターから回復するバスを、ニンナのウラコアでよく釣っています。小粒でラトルイン、ペラ音や回転も良いのでスローに誘うには良いルアーです。
ライブリー
ライブリーやジョイントは春も効果を発揮します。特にジョイントはリアルベイトに近い「艶かしい動き」
その特長を生かして水面を漂う弱った小魚を演出できれば、バスは体力を使わずに捕食できると考えるため、バイトチャンスが高くなります。
水面で無反応な低活性時には、ルアーを少し潜らせたり背中が出るくらいでただ巻きすると、バイトしてくることもあります。
たった1cmや2cmの差だけど、それが大きな差として結果に繋がることもあるので、魚ってわかんないですよね。
エリマキ
ヘドンのサーフェス210のようなエリマキパーツがあるルアーで、移動距離を抑えたテーブルターンがメインアクション。
基本的に岸やストラクチャーをタイトに攻める時に多用しています。
トップウォーターの中でもルアーの選択肢は少ないんですが、シーズン通して使えるルアーなのでタックルボックスの中に最低一つは入れています。
カワリモノ
ローカルのベンコは岸際でスローなターンで使っていますが、バイトだけで未だにキャッチに至らず。ただ巻きでもブレードの干渉音があって面白いルアーなんですが、ボディがすぐ傷だらけになるのがちょっと悲しい。
ローカルはアクションにコツが必要なルアーが多くて使い甲斐がありますね。
代掻きもシーズンイン
忘れてはいけないのは、春は稲作もシーズンインします。
田植え前の代掻きの影響で、特に河川は一気に濁り始めてバスの活性も落ちるので、事前に情報をキャッチして水が悪い場所はなるべく避け、水が良い場所を探して釣りに出かけましょう。
そんな時はトップウォーターでナマズ釣りでも
とはいえ、情報が無くて釣り場に着いたらニゴニゴで釣りにならない時もあると思うので、そんな時はターゲットをナマズにしてみるのもアリです。
ちょうど代掻き時期はナマズもスポーニングに入るタイミングです。
田んぼ用で増水している小さな川にナマズが入り込んでくるので、「流れ込み」と「日陰」を狙ってジッターバグなど定番ルアーで徹底的に攻めていきます。ポイントが絞り込みやすいのでキャッチ率も結構高いです。
釣りの帰りに少し寄り道して、ナマズのデイゲームで遊んで帰るのも楽しいのでぜひ!
まとめ
今回は春のトップウォーターでブラックバスを攻略する方法を書いてきました。
冬もトップウォーターで釣れますが、やっぱり暖かい季節が待ち遠しいですよね。春は最もデカバスに出会える確率が高いシーズンなので、釣行回数を増やして一匹でも多くデカバスと出会いたいところです。
まだまだ肌寒い日が続きますが、皆さん良い釣りをしてくださいね!
ではではー!